補聴器の値段はいくら?見積書の見方と、費用を抑える3つの方法【大阪・2026年】
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最終確認日:2026年10月29日 / 書いた人:ひとっ飛び補聴器(補聴器の出張販売17年・補聴器の販売管理者)
先に結論:補聴器の値段と見積もりの要点
- 補聴器は、1台(片耳)10万円から30万円のものがほとんどです。両耳ならその2台分になります。
- 値段の差は、主に「音を自動で聞き分ける力」の差です。静かな家の中の会話が中心なら、高い機種でなくても足りることがあります。
- 見積書は「本体の値段」だけでなく、調整・保証・電池や充電器・耳せんまで含めて比べます。
- 市町村の助成や身体障害者手帳を使えるかどうかで、負担は大きく変わります。買う前に必ず確かめてください。
- 補聴器相談医の書類があれば、医療費控除の対象になることがあります。
見積もりの見方に迷ったら:お手元の見積書の写真をLINEで送っていただければ、内訳の見方をお伝えします(下で説明しています)。
補聴器の値段の目安
日本補聴器工業会の調査(JapanTrak 2025)では、補聴器1台の購入価格は「ほとんどが10万円から30万円」とされています。同じ調査では、補聴器を使っている人の半分が両耳につけています。
| 1台10万円前後 | 基本の機能の機種。静かな場所での1対1の会話が中心の方に多い |
|---|---|
| 1台20万〜30万円前後 | いちばん多い価格帯。雑音の多い場所や、人が多い場所の会話にも配慮した機種が増える |
| 1台30万円を超えるもの | いろいろな場面に自動で合わせる機能が多い機種。両耳だと60万円を超えることも |
価格帯ごとの説明は目安です。同じ値段でも、メーカーや形(耳かけ型・耳あな型など)で中身は違います。
見積書のどこを見ればいいか
見積書で「本体の値段」だけを比べると、あとで思わぬ出費になることがあります。ご家族には、次の項目が見積書に入っているかを確かめていただくようお伝えしています。
| 本体 | メーカー名・機種名・片耳か両耳か。両耳なら2台分の値段になっているか |
|---|---|
| 耳せん・イヤモールド | 耳の形に合わせて作る耳せん(イヤモールド)は別料金のことがある |
| 電池・充電器 | 電池式なら電池代がずっとかかる。充電式なら充電器が含まれているか |
| 調整(フィッティング) | 買ったあとの調整が何回まで無料か、期間はいつまでか |
| 保証 | メーカー保証の期間、なくしたときの補償があるか |
| 試聴 | 買う前に試せる期間があるか、試聴は無料か |
| 消費税 | 補聴器の多くは、国の基準に合うものとして消費税がかかりません。税の表示を確かめる |
「調整」が値段に入っているかが、いちばん大切
補聴器は、買った日がいちばん聞こえる日ではありません。使いながら、ご本人の聞こえと暮らしに合わせて何度か調整していくものです。安く買えても、調整に通えないお店や、調整のたびにお金がかかるお店だと、結局使わなくなってしまうことがあります。
片耳か、両耳か
両耳とも聞こえにくい方には、両耳での装用がすすめられることが多いです。ただ、値段は2倍近くになります。聞こえの状態、ご本人の慣れやすさ、予算によって決めるもので、どちらが正解とは言い切れません。耳鼻咽喉科の医師やお店とよく相談してください。
市町村の助成は、両耳でも上限が変わらないことがほとんどです。助成を使う場合は、片耳と両耳で負担がどう変わるかも見積もりで比べてください。
値段を抑える3つの方法
- 市町村の補聴器助成を使う。大阪府内では、上限2万5千円の市町村が多く、5万円の町もあります(大阪府の補聴器助成 市町村別まとめ)。
- 聞こえが重く身体障害者手帳の対象になるなら、手帳で支給してもらう。手帳で支給される額は、市町村の助成より大きくなることが多いです(手帳と補聴器の等級・自己負担)。
- 医療費控除を使う。補聴器相談医が「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」で、補聴器が診療のために必要だと証明した場合、補聴器の購入費が医療費控除の対象になります。必ず買う前に受診して、書類を書いてもらってください。
どの制度を使えるかは、補聴器の助成チェッカーで手早く確かめられます。
補聴器の出張販売17年の立場から、ご家族に伝えたいこと
- 「一番高いのを買えば安心」ではありません。ご本人の暮らしの中で、どんな場面で困っているか(テレビ、家族の会話、外出先など)から選ぶと、むだな出費が減ります。
- 数千円から2〜3万円の集音器をいくつも買ってから、ようやく補聴器を考える方が少なからずいらっしゃいます。多い方では、集音器が10個ほど箱から出てきたこともあります。集音器と補聴器はそもそも違うものです(集音器と補聴器の違い)。値段より、聞こえに合わせた調整を続けられるかどうかを大切にしてください。
- 試聴してから決めてください。ご本人が「これなら使える」と感じるかどうかが、何より大事です。
- 5年くらいが買いかえの目安です。国の補装具の制度でも、補聴器の使える年数は5年とされています。電池代や修理代も含めて、5年でいくらかかるかで比べると分かりやすくなります。
助成や手帳を使わない場合の「手続きなし割」(大阪府内の方)
手続きなし割:書類も、通知待ちもなし
- お住まいの市町村の助成の上限と同じ額を、ご購入金額から値引きします(助成のない市町村は2万5千円引き)。15%引きのほうが大きければ15%引きです。
- ご自宅まで伺います。出張と聞こえのチェックは無料です。試聴してから決めていただけます。
- 所得の条件で助成を使えない方もご利用いただけます。
対象:大阪府内にお住まいの方(出張対応エリア)。期間:2027年3月31日のご注文分まで。公的な助成との併用はできません。身体障害者手帳(聴覚)の対象になる方は対象外です。耳の手術を受けたことがある、最近急に聞こえが悪くなった、耳だれや痛みがあるなどの場合は、先に耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
よくある質問
見積もりだけでも頼めますか?
多くのお店で見積もりは無料です。助成や手帳を使う場合は、見積書が申請に必要になることがあるので、見積もりの段階で「助成を使いたい」と伝えてください。
通販の安い補聴器はどうですか?
補聴器は医療機器です。調整をしないまま使うと、うまく聞こえなかったり、音が大きすぎたりすることがあります。また、補聴器ではない「集音器」は、市町村の助成の対象になりません(集音器と補聴器の違い)。
両耳で買うと、助成も2倍になりますか?
ほとんどの市町村では、なりません。両耳でも上限は1人分です。お住まいの市町村のページで確かめてください。
見積もりの見方、LINEでご相談ください
「この見積もりは高いの?」「片耳か両耳か迷っている」「助成を使えるか知りたい」。そんなご相談を、ご家族からLINEで無料で受け付けています。お手元の見積書の写真を送っていただければ、内訳の見方をお伝えします。
お手元に耳鼻咽喉科の聴力検査の結果(オージオグラム)があれば、写真をLINEで送っていただくと、より具体的にご相談に乗れます(お名前・生年月日などは隠して送ってください)。結果の見方は目安で、診断ではありません(プライバシーポリシー)。
LINE ID:@427aqpja 「値段と見積もりのページを見ました」と送ってください。
確認した資料
- 日本補聴器工業会 JapanTrak 2025 調査報告
- 国税庁 補聴器の購入費用に係る医療費控除の取扱い
- 厚生労働省 身体障害者用物品の消費税非課税扱い
- 厚生労働省 補装具種目一覧(補聴器の耐用年数)
- 国民生活センター「高い」「期待したほど聞こえない」あなたの補聴器選び大丈夫ですか?
このページは2026年10月29日時点の公開資料と、補聴器の出張販売17年の経験をもとにしています。制度や価格は変わることがあります。運営:ひとっ飛び補聴器(京合同会社。補聴器の販売事業者です)。このページは特定のお店やメーカーから費用を受け取って書いたものではありません。