補聴器の値段補聴器の値段は 3万円前後から50万円以上するものまであり、 その値段に驚かれる方も多いです。 高額なのにはいくつかワケがあるのですが、 最大の理由は、 最先端の補聴器であっても 調整が必要なためです。 年数が経過すると、 聴力を測りなおしたり、お客様の使用状況をお聞きし そのうえで調整をすることもあります。 また、補聴器には 定期的なクリーニングも必要になってきます。 その点からお考えいただくと、 補聴器には、 アフターフォローとしての 調整、点検などの費用が入っていると 考えていただくのがわかりやすいかと思います。補聴器には消費税がかかりません補聴器は非課税商品です。補聴器には消費税がかかりません。 厚生労働省によると、 消費税法により身体障害者用物品には 非課税の措置がとられています。 そのため、補聴器だけでなく、 義肢や義眼盲人安全つえ点字器など さまざまなものに対して 消費税はかかりません。電池、耳栓やコードなど付属物には消費税はかかります補聴器本体自体には、消費税がかかりませんが、 補聴器用の電池、耳栓、コードなどには 消費税がかかります。 お店で耳栓などを交換してもらうことなどあるかと思いますが、 そんな時のために、 頭の片隅に置いておかれるとよいですね。補聴器に対する不満補聴器は保険がきかない高い買い物です。 その高い値段には あとあとの面倒をみる値段も含まれています、と 購入するお店では言われます。 けれども、調整に何度も足を運ぶと それはもともとお金を払っている分だとわかっていても なんだか無料でしてもらっているみたいで、 足が店から遠ざかることも多いようです。 私のお店はオープンしてからも他店でご購入なさった補聴器も無料で点検や再調整などさせていただいておりますが、 みなさん補聴器や 購入したお店に対して不満をお持ちの方が少なくないようです。 私自身、そのようなことのないよう、 心しておかねばならないことだと思いました。補聴器の価格で買うことを躊躇う方も補聴器を買おうとする人が二の足を踏む原因に 価格の問題があります。 人によっては、これほど高いものはないと考えられています。 禅問答ではありませんが、 補聴器は高いといえば高いし、 高くないといえば高くないと云えるのではないでしょうか。 補聴器は医療機器としての顔をもっています。 聞こえ具合いは命に直結するわけではありませんが、 聞こえることは健康寿命を延ばす一因になります。 ジムに行って、体調を整えたり、 定期的に人間ドッグに行くのと同じように、 補聴器店で耳の調子を整えるのは 体のケアをしている点でなんら変わりはありません。 これはやはり、 「補聴器って年寄りのシンボルのようなものでカッコ悪い」 といった心理的ハードルから生じるものでしょう。 確かに10年くらい前までは 補聴器はいかにもダサイといわれても 仕方がないような見栄えでした。 ダサイ私が保証するので、本当です。 ただし、今は、カタログをご覧になったり、 ダミーの補聴器を手に取ってご覧になられると、 「結構オシャレだね」とそんな声も聞かれるようになりました。 女性なら、 ダイヤを散りばめたイヤリングを喜んで耳にするように、 補聴器がもっとオシャレになったら 誰もが補聴器を手にとる日がやって来てもおかしくはない と私は思っています。補聴器は補聴器屋さんで買いましょう補聴器専門店ではないけれど、 補聴器ののぼりが風に揺れているお店を 目にすることが増えてきました。 人は家から近くにあるお店ならば、 そこでモノを買っていなくとも 近くにあるだけで、 なんだか親近感が湧いてくると思います。 私も聞こえに問題を感じていれば、 補聴器屋さんの存在も知らなくて、 フラフラっと、そのお店に入って買おうとするかもしれません。 しかし、我田引水というわけではありませんが、 補聴器は補聴器屋さんで買ったほうが無難だと思います。 私が、いろいろな方からいろいろな話を聞いているなかでは 補聴器屋さんは一定のレベルにあるけれども、 他の兼業店などでは、 それほど耳のことや補聴器についての知識が随分少ないことが ママあります。 そういえば、十年以上前のことですが、 私が補聴器販売店に勤めてから気づいたことがあります。 まだ1年経っているか経っていない時に 取引先の兼業店の方とお話をすると、 まだヨチヨチ歩きだった私が 「あれっ?、この人はこんなことも知らないのか」と 思うことが何度かありました。 私はその時、 当時の上司がよく口にしていた 「餅は餅屋」という 言葉の意味がようやくわかったのです。補聴器購入前の注意点「最近、聞こえにくくなったかな?」と感じた時、 身近な人で補聴器を使っている人がいれば、 その方に補聴器について聞かれると思います。 けれども、補聴器を使っている人から 意見を聞くことが出来る人でも 10人に質問出来る人はまずないでしょう。 せいぜい2、3人にしか過ぎず、 1人だけといった場合も多いようです。 このアドバイスをする人によって その人が補聴器に対して、 いいイメージを持つか、持たないか変わってきます。 特にご高齢の方の場合、補聴器を使っておられても、 補聴器には脳のトレーニング期間が必要なことを ご存じない方が多いため、 「雑音が聞こえるよ」と口にされることもあるようです。 そして、高齢者は今までの人生が 色濃く反映されているので、 楽天的な方はますます楽天的で 悲観的な方はますます悲観的になっておられます。 すると、そのアドバイスをする方によっては 補聴器を使っているけれど、 とても否定的なイメージを持っておられることもあります。 もし、誤った情報によって、先入観が出来てしまうと なにも知らない人は 無意識のうちに、その人の性格と補聴器が結び付けられて 補聴器に対して消極的になるのも致し方ありません。 先天的な難聴であったり、中途失聴者の方の場合、 何らかのヨコのつながりがあって 「この補聴器はいいとか、あの補聴器はダメだ」とか、 品評会を行えます。 ただし、インターネットを使いこなせない高齢者の初心者の人にとって、 補聴器を使っているからといって 少数の助言者だけを拠り所としては なんだか心細いように思います。 そういったことから、 補聴器が初めての方は やはり、ご家族や周囲に親身になってくれる人と一緒に 補聴器専門店に足を運んでいただくのが一番だと思います。電池交換が面倒な方には充電式補聴器がオススメお客様よりお電話あり、 電池をお持ちしたところ、 「もっと持って来て欲しい」 ということで、 後日、たくさんお渡しする予定です。 充電式の補聴器のラインナップも 充実してきているので、 電池交換が面倒だという方には オススメです。 軽度難聴児に対する助成について大阪府難聴児補聴器交付事業○対象 大阪府内(政令市・中核市を除く。)に居住し、 かつ大阪府難聴児補聴器交付事業実施要綱別表に掲げる難聴児 (両耳の聴力レベルが60デシベル以上で、 身体障がい者手帳の交付の対象とならない難聴児)。大阪市難聴児補聴器の購入に要する経費を支給します身体障がい者手帳の交付対象とならない中等度の難聴児に、 補聴器購入費の一部を支給します。対象者 次の項目すべてに当てはまる方1.大阪市内に在住する18歳未満の難聴児2.両耳の聴力レベルが60デシベル以上70デシベル未満の方 (身体障がい者手帳の交付対象となっていない方) 3.市民税所得割額が46万円未満の世帯に属する方 対象となる補聴器の基準 高度難聴用耳かけ型補聴器(必要に応じイヤモールド付き) (補装具の種目、購入又は修理に要する費用の額の算定等に関する基準に定められたもの) 支給額及び自己負担額 ・支給上限額52,900円(イヤモールド付きの場合) ・自己負担額 1割(ただし、生活保護受給世帯及び市民税非課税世帯は自己負担なし)