補聴器を使うに至る動機はお一人ずつ異なります。ひとっ飛びでは、さまざまな御希望のスタイルに合わせて御提案させていただいております。 健康に大きな関心を抱いておられる方毎朝ラジオ体操をしたり、コーヒーを飲むときには砂糖を使わない、健康に関する新聞や雑誌の切り抜きを集める、テレビで健康番組を見るなどといったように運動や食事、からだの健康に人一倍大きな関心をお持ちの方は、体に少しでも変調を感じることがあればすぐに医師に相談されます。それと同じように、日常生活で聞こえにくさを感じた時には、補聴器専門店へ御相談ください。行動派の方国内外の旅行に出かけたり、講演会、パーティーなどのフォーマルな場に参加なさる方。コンサート、映画などの娯楽やゴルフなどのスポーツ、気の置けないお仲間とのランチ。歌舞伎、囲碁将棋などの伝統芸能に関心のある方にとって、難聴はその楽しみが減ずる一因となります。また聴力が低下するとその場を楽しめないだけでなく、知らずしらずのうちに周囲の方々とのコミュニケーションに支障をきたしている場合もあります。たとえ、ご本人は自分が難聴だと認識していたとしても、周囲の方々が「補聴器をつけたほうがいい」とは、場合によっては御本人のプライドを傷つける恐れを考えれば考えるほど口に出すことは難しいものです。その結果、難聴を放置して聞き間違いが多くなれば、何度も聞き返すことが億劫になり、トラブルの原因ともなります。しかし、日々の生活に前向きな方であるほど、いったん補聴器を手にすれば(ここは「耳にすれば」というべきでしょうか)その有用性を理解されることも早いです。聞こえの問題は周囲からどう思われるかという非常に繊細なテーマともいえます。自立した生活をめざしている方難聴は年齢とともに徐々に進行していくため、どの程度聞こえにくくなっているか御自身で把握なさることは非常に難しいです。そのため、テレビのボリュームが大きいとか、話し声が大きいなど、ご家族や周囲の方に指摘されて初めて気付く場合も少なくありません。補聴器をお使いになることで聞こえ方が改善されれば、後方から近づいてくる自転車やバイク、車により早く気づくことが出来ます。また病院の受付で名前を呼ばれたり、医師との会話や、電車、バス、飛行機などの公共交通機関のアナウンスを以前よりはっきりと聞きとることが出来るようになる場面もあるでしょう。日常生活のストレスが少なくなることで生まれる自然と溢れる心の余裕が周囲から若返ったように感じられるかもしれません。補聴器は日常生活を自信を持って過ごしていただける小道具といえるでしょう。生涯現役をめざす方政治家や裁判官、弁護士、司法書士、行政書士などの法律家、企業経営者や公認会計士、税理士などの企業経営をサポートする立場にあるような日常的に重要な事柄の判断を担う方やタクシー運転手といった瞬時の判断が必要とされる仕事に就いておられる場合、聞こえの問題は御本人ばかりでなく、周囲の方々に多大な影響を及ぼします。もし、聞こえないことが原因で誤った決定がなされたとしても、周囲からはその原因がよもや難聴にあると思い至る人はほとんどいないことでしょう。そういった不利益を避けるために、補聴器を積極的に使うことは仕事に対する責任感を仕事のパートナーや取引先にアピールすることになり、寧ろ歓迎されるに違いありません。欧米では第一線で活躍されている40代、50代のビジネスマンがほんの些細だと思えるような会話でさえ聞き逃したくないことから補聴器を使用されているケースもみられます。