まとめ 今は補聴器が日常風景になる一歩前
まとめ
補聴器業界の将来
今日は台風の影響で大雨ですが、 天気が悪いと頭が痛くなったり、 朝のほうが昼よりも聞こえやすいと 仰る方がおられたりと、 いくら文明が進歩したといっても お天道様には勝てません。 火星に行くロケットが開発されたり、 人工知能だといっている世の中なのに 人間は自分自身のことがわからないと いっているのは不思議ですね。 ただ、補聴器に目を向けてみると 私の個人的な想像の域にしかすぎませんが、 おそらく10年、いや5年以内に 飛躍的な進化を遂げるような気がします。 そして、 販売方法や店舗それ自体の存在理由が 変わってくるのではないかと考えています。
世はインターネットの時代であって、 クリックひとつで 補聴器を買っている方もおられます。 しかし、今の通販形式では 現状の聴力がわからない、 日常的に微妙に変わる聴力に合わせた調整が出来ない、 といった点に問題があるのは 以前記事に書いた通りです。 多くのメガネ屋さんも 補聴器を販売しようとしていますし、 既存の補聴器専門店もあります。 メーカーもこれまたいろいろあって 当店で取り扱っている シーメンス、GNリサウンド、リオネットのほかにも 何社もあって、 いわば補聴器戦国時代を迎えています。 そんななかにあって あおぞら補聴器は 「音で思い出をつくろう」というコンセプトのもと、 気軽にどなたでも購入できるような 補聴器のお店にしたいと考えております。 出張もしておりますので、お気軽にお問合せください。
補聴器業界は高齢化時代のトップバッターです
現在、日本のさまざまな業界が岐路に立たされています。 今まで大きな会社であっても 投資家や消費者からそっぽを向かれればノックアウトです。 これからの時代は 「各個人のブランド化」 「国境を越えた仕事」 「高齢化に合わせた仕事」 「食」に焦点を合わせた事業展開が必要になると考えています。 少子高齢化の一点張りで 日本を悲観的な論調を覆っていますが、 これを乗り越えると、 日本は世界に冠たる企業が輩出されることになります。 ですので、私はまだ世間には認知されていない 補聴器で勝負するつもりです。
補聴器が消費者物価指数に
補聴器が消費者物価指数の新入りになりました。 補聴器のほかにも電動アシスト自転車、水筒が、 選ばれています。 588品文句のうち30品目あまりが 入れ替えられたということですが、 お子様ランチが調査品目から外されているのが 時代の流れを感じさせますね。 補聴器のことなら あおぞら補聴器へご相談いただけるよう 努めてまいります。
難聴が障害でなくなる日
これから団塊の世代の方々がお年を召してくると、 耳はだんだんと遠くなってきます。 また、現代は多くの若者ばかりでなく 働き盛りの中高年も CDプレーヤーのお世話になって、 知らず知らずのうちに 難聴が進んでいる方が多いです。 潜在的な需要が増えるということは、 補聴器を必要とされる方が増えることになります。 これは みんなが聴こえない状態になることであって、 聴こえないことが当たり前の時代になることともいえます。 そうすると、人々の意識も変わり、 難聴者に対して住みやすい街になることが予想されます。 先天的に難聴である方たちも、 今までは聴こえないことで 苦労されていると思いますが、 その壁が少しずつ剥がされていくのではないでしょう
難聴者にとって受難の時代ももうすぐ終わりに
補聴器を使う前には、 ご自身で積極的につけようという方はおられません。 皆さん、「補聴器をつけたらいいんじゃないの?」 と人からススメられることが増えてきて ようやく決心するということが多いようです。 なかには、クチの悪い人から、 からかわれることを避けるためにお店に来られた方もあります。 また、別のお客様からは 補聴器を使うようになると、 人から、かわかれることもなくなったと聞いたこともあります。 どうやら、 補聴器を使って実際に聞こえるようになっているから 「聞こえていない」と 人から言われなくなったこともあるけれど、 今まで、あまり聞こえていなかった人が 補聴器を使って 一生懸命に聞こうとしているその姿勢を見て 外野も口を慎むようになった面もあるようです。 ただ、難聴者にとって受難の時代は続きそうです。 補聴器を使っているのに、イヤホンだと間違えられて 警察に注意される人も多くおられます。 警察官が補聴器に対して無知だという面があるにしろ、 今はパッと見たところでは、 補聴器だとわからないような商品もあるので、 お互いに気まずい思いをしないといけないことが続いています。 若葉マークのように、ひと目でわかるような ステッカーを自転車に貼ることも一つの方法かもしれません。 補聴器を使っている人が多ければ、 補聴器を使っている人を見ても それが当たり前の街の風景になりますが、 私の予想では あと5年で人々の意識は随分変わると考えています。
今は補聴器が日常風景になる一歩前
私が新卒で入社した会社は 補聴器のお店だったので、 当然のことながら、 毎日、難聴者の方とお話する機会がありました。 お店にやってきて、 「補聴器を着けていることが恥ずかしい」とか、 「補聴器を使っていることをわからないようにしてほしい」 といったご相談は今よりも多かったです。 ところが、 就職するまでは、 身の回りに難聴者がいなかった私が、 毎日補聴器を手に取り、点検などしていると、 お店から一歩出ると 補聴器をしていない方が多いことが、 不思議だと思うような 一種の錯覚をおぼえたこともあります。 メガネも昔は 人前で身に着けていることが 恥ずかしいといった時代がありました。 それから考えると、 みんなが補聴器を使っている人が多ければ、 それは自然と日常風景の一部になるということでしょうね。
イメージを変えてしまうことが補聴器普及に必要なこと
医薬品のコマーシャルで 「内容をよく読んでお飲みください」とあるように、 補聴器はきちんと内容を理解してから使い始めると 使いこなせない医療機器(正確には管理医療機器)ではありません。 ただ、昨日ある方が仰るには 「補聴器ってどうして、こんなにイメージがあまり良くないのかなあ」 そして、続けて 「うちのじいさんとばあさんも 昔、補聴器だけはつけるのことをイヤがっていたなあ」 その方の口ぶりからすると、 補聴器は聞こえ具合を補うモノというよりも、 補聴器をつけるくらい身体が弱くなっているといったイメージがあって、 よもや将来、ご自分が使う可能性があることは アタマにはないのだろうなあ、といった印象を受けました。 一般的にはこういった方がほとんどだろうと思っていましたが、 率直なご意見を聞いて、 やっぱりそうか、と改めて再確認しました。 「[[JAPAN TRAK2015]]」という 補聴器に関する大規模なアンケートによると 補聴器が必要だと感じたのは、 70歳になった時が平均して最も多いけれども、 同時に、難聴に気づいてから補聴器を購入するには 平均して4年から6年が経っていることも、 おカネの問題ではなく、心理的な側面が大きいと考えられます。 目が見えなくなってくれば、 眼医者さんに診てもらったり、メガネ屋さんに行ったり すぐに行動を起こすことを考えると、 同じ顔についている機能であっても随分違うものですが、 これではいくら補聴器に潜在的な需要があっても、 実際に使うとなると、心情的には まだ幾山川越えていかねばなりません。 就職先を考えている学生にしてみても、 どうせ同じ給料をもらうになら 家族や友人にも胸を張っていえるような 業界で働きたいのだから、 補聴器業界としてもイメージアップ戦略を図る必要があります。 ではどうするか?というと 補聴器をもっとメジャーにするには、 メジャーな人にお願いして、 宣伝塔の役目を果たしてもらわなくてはなりません。 もし、私が大きな補聴器メーカーの社長であったら、 誰を起用するか決めています。 それは、内田裕也さんです。 「シェケナベイビー」と言いながら 補聴器をしているコマーシャルに出てもらえれば とてもインパクトがあってカッコいいのではないでしょうか? ※(ご本人は補聴器を使っておられないと思いますが、 補聴器のイメージアップのためには格好の方だと思います)
補聴器を人生の小道具として
難聴でお困りの方とお話ししていると 補聴器は本当に手放せない 大切なものだと感じさせられます。 充実した人生を過ごそうとする人々にとって 聞こえ具合に関してなるべく余計なストレスを感じず 毎日を過ごせるようになることは 理想的なことだと思います。 誰もがこの世で生きていくには 世間とのなんだかの関わりが必要で、 補聴器は、人生の小道具として、 その役割を果たしてくれるものと思います。