大阪市の補聴器助成(上限2万5千円)|条件・申し込みの順番・注意点【2026年度】
最終確認日:2026年10月25日 / 書いた人:ひとっ飛び補聴器(補聴器の出張販売17年・補聴器の販売管理者)
先に結論:大阪市の補聴器助成の要点
- 対象は大阪市に住む65歳以上の方。所得の制限はありません。
- 助成は上限2万5千円。補聴器の本体代だけが対象で、1人1回です。
- 必ず買う前に申請します。先に買ってしまうと対象外です。
- 耳鼻咽喉科の「補聴器相談医」の意見書と、認定補聴器専門店などの見積書が必要です。
- 買ったあとに「介護予防の活動」をして報告すると、助成金が振り込まれます。
急いでいる方、書類の手間を省きたい方へ:助成を使わずに、同じかそれ以上の値引きで買う方法もあります(下で説明しています)。
ほかの市町村にお住まいの方や、条件に当てはまるか手早く知りたい方は、補聴器の助成チェッカーで確認できます。
制度の名前と、市が説明している目的
正式な名前は「大阪市難聴高齢者補聴器購入費助成事業」です。市のパンフレットでは「“聞こえ”のサポート事業」とも呼ばれています。2025年4月1日に始まった制度です。
市は、聞こえにくさで外出や人との交流が減ることを防ぎ、介護予防の活動などへの参加を支えるための制度だと説明しています。そのため、補聴器を買ったあとに「活動をすること」が条件になっているのが、大阪市の制度の大きな特徴です。
対象になる人(すべてに当てはまる方)
- 大阪市内に住んでいて、申請する日に満65歳以上であること
- 聞こえの身体障害者手帳の交付対象ではないこと
- 聴力が、両耳それぞれ30デシベル以上70デシベル未満であること
- 補聴器相談医が「補聴器が必要」と認めていること
- この助成を、これまでに受けたことがないこと
- 介護予防の活動などを行えること
所得の条件はありません。大阪府内の多くの市町村は「住民税が非課税の世帯」に限っていますが、大阪市は課税されている世帯の方も対象です。
市のQ&Aでは、施設に入っている方や要介護認定を受けている方も、それだけで対象外にはならないと説明されています。ご本人が条件に当てはまるか、活動ができるかで判断されます。
助成される金額と、対象になる費用
| 助成額 | 上限25,000円(補聴器の本体代が25,000円より安い場合は、その金額) |
|---|---|
| 対象になる費用 | 補聴器の本体代のみ |
| 対象にならない費用 | 診察料、検査料、意見書などの証明書料、送料、イヤモールド(耳型)など |
| 回数 | 1人1回まで。2回に分けて受け取ることはできません |
| 所得の制限 | なし |
申し込みの順番(ここを間違えると対象外になります)
- 耳鼻咽喉科(補聴器相談医)を受診し、意見書をもらう。意見書に「補聴器が必要」と書かれていないと対象外です。
- 認定補聴器専門店などで相談し、見積書をもらう。意見書の内容に合った補聴器の見積書が必要です。
- 市に申請する。郵送・持参のほか、「大阪市行政オンラインシステム」からも申請できます。
- 「助成対象者決定通知」が届くのを待つ。
- 通知が届いてから、補聴器を買う。調整(フィッティング)を受けて、領収証をもらいます。
- 補聴器をつけて、介護予防の活動などを行う。
- 市に請求する。請求書、決定通知の写し、領収証の写し、活動の報告書を出します。
- 助成金が振り込まれる。
2つの期限に注意
- 意見書は、申請する日の前6か月以内に作られたものが必要です。
- 請求は、決定通知を受け取った日の翌日から6か月以内にします。期限を過ぎると、決定が取り消されることがあります。
どのお店で買えばよいか
大阪市の助成を使うには、認定補聴器専門店、または認定補聴器技能者がいるお店で見積もりを取り、購入する必要があります。
条件に合うお店は、ひとっ飛び補聴器がご紹介します。LINEで「お住まいの市区町村」と「ご希望(家から近い、予算など)」を送っていただければ、大阪市の条件を満たすお店をお調べしてお伝えします。ご家族がお店を探し回る必要はありません。
助成を使わない選び方もあります(大阪府内の方)
助成は心強い制度ですが、受診、見積もり、申請、通知待ち、購入後の活動と報告まで、いくつもの手順があります。「親の聞こえが今まさに困っている」「離れて暮らしていて、何度も付き添えない」というご家族には、負担が大きいこともあります。
そこでひとっ飛び補聴器では、大阪府内の方に、助成を使わずにおトクに買える「手続きなし割」をご用意しました。
手続きなし割:書類も、通知待ちもなし
- ご購入金額から2万5千円引き。大阪市の助成の上限と同じ額です。
- 15%引きのほうが大きくなる場合は、15%引き。ご購入金額がおよそ16万7千円を超えると、15%引きのほうが大きくなります(両耳でのご購入など)。
- ご自宅まで伺います。出張と聴力測定は無料です。試聴してから決めていただけます。
- 申請書類も、決定通知を待つ期間もありません。購入後の活動報告も不要です。
対象:大阪府内にお住まいの方(出張対応エリア)。期間:2027年3月31日のご注文分まで。公的な助成との併用はできません。耳の手術を受けたことがある、最近急に聞こえが悪くなった、耳だれや痛みがあるなどの場合は、先に耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
どちらがよいかは、ご家族の状況しだいです。実際の負担額は、お店ごとの補聴器の価格によって変わります。「時間がかかっても助成を使いたい」なら認定補聴器専門店へ、「早く、手間なく」なら手続きなし割を。見積もりを比べてから決めていただいてかまいません。
「介護予防の活動」とは何をするのか
市のパンフレットでは、次のような活動が対象として紹介されています。
- 大阪市介護予防ポイント事業:研修を受けて登録し、介護施設や保育所などで話し相手や配膳のお手伝いなどをする活動。活動時間に応じてポイントがたまり、換金もできます。
- おおさか健活マイレージ「アスマイル」:無料のアプリに登録し、歩数を記録したり健康イベントに参加したりする活動。
すでにこれらに登録している方でも、補聴器で活動が増えたり充実したりする場合は対象になると、市のQ&Aに書かれています。歩くのが中心の「アスマイル」は、比較的始めやすい活動です。
補聴器の出張販売17年の立場から、ご家族に伝えたいこと
- 「助成があるから、とりあえず買う」は避けてください。助成は2万5千円が上限です。補聴器選びで大事なのは、ご本人の聞こえと暮らしに合っているか、買ったあとに調整を続けられるお店かどうかです。
- 先に耳鼻咽喉科へ行くのは、助成のためだけではありません。耳あかや治療できる病気が原因のこともあります。まず診てもらうのが安心です。
- 聴力が70デシベル以上の方は、この助成ではなく、身体障害者手帳による「補装具費の支給」の対象になる場合があります。
- 集音器は補聴器ではありません。この助成の対象外です。
- ご本人が補聴器を嫌がることは、とてもよくあります。手続きの前に「試してみるだけ」から始めると、話が進みやすくなります。
よくある質問
すでに買った補聴器は対象になりますか?
なりません。申請は、補聴器を買う前に行う必要があります。
家族が代わりに申請できますか?
市の申請書には、代理人が申請する場合は委任状(様式は自由)を付けるよう書かれています。離れて暮らすご家族が手続きを手伝う場合は、事前に市の窓口で確認すると安心です。
どこに問い合わせればよいですか?
大阪市福祉局 高齢者施策部 地域包括ケア推進課(大阪市役所2階)です。電話は06-6208-9957です。
親御さんの補聴器、どこで相談すればいいか迷ったら
「助成を使えるか」「どのお店に行けばいいか」「本人が嫌がっている」。そんなご相談を、ご家族からLINEで無料で受け付けています。遠方にお住まいのご家族からのご相談も歓迎です。
「手続きなし割」で出張と聴力測定をご希望の方も、LINEからどうぞ。
LINE ID:@427aqpja 「大阪市の助成のページを見ました」と送ってください。
確認した資料
このページは2026年10月25日時点の大阪市の公開資料をもとにしています。制度は年度ごとに変わることがあります。申し込みの前に、必ず大阪市の窓口でご確認ください。運営:ひとっ飛び補聴器(補聴器の販売事業者です)。このページは特定のお店やメーカーから費用を受け取って書いたものではありません。