RIC型補聴器が登場してから耳かけ型補聴器はその比率を伸ばし、 耳あな型補聴器は二位に甘んじるようになりました。しかし、実際のところ耳あな型補聴器の人気がなくなったというよりもRIC型の人気と販売のしやすさにあって耳かけ型はその数字を伸ばしていますが、 耳あな型にはお客様からの根強い人気があると感じています。しかし、コロナ禍においてはメガネ、マスク、耳かけ型補聴器と3つも耳にかけるので再び耳あな型の人気が出てきました。その耳あな型の価格は 片耳(1つ分)が10万円から50万円以上と幅広いです。この価格を聞いて驚かれる方が多いですが、 認知症と難聴の関係の関係が指摘されているように、 補聴器を認知症を予防するための道具として受け止めるならば、 健康寿命を寿命を延ばすことにつながるのですから補聴器の値段はそれほど高いものではないと考える方も出てくるのかもしれません。ではその10万円と60万円以上の価格差はどこにあるのか、と不思議に思う方もおられるでしょう。どういった働きが、 この小さな補聴器にあるのか、機会をみて少しずつ書いていきます。補聴器の寿命は5年と言われていますが、 毎年のように新しい商品が生み出されています。 そして平均的な買い替え期間は4年から5年です。一つだけしか商品がないと、 選択の余地もないけれども、 選択の余地があればあるほど耳かけ型にするのか耳あな型にするのか、 そしてどのくらいの性能を求めるのか頭を悩ますことにもなります。 そういったなかで、一つ問題があります。一度、補聴器を購入すると、次に買うときに価格を下げることは心理的に難しいのです。 補聴器はその名の通り、聞こえを補うモノであって全ての場面での難聴が解消されて、問題なく生活されていた状態に戻るわけではありませんので、 補聴器に100%満足されている方は残念ながらほとんどいない状況です。 そんななか、同じお金を払えば以前よりは性能がいいとわかっているだけに 前と同じ金額は必要かなと考えておられる方が多いです。働き盛りの方にとっては、 仕事にも影響が出るために、どの補聴器を選ぶかは 第一線を退かれた方よりも切実な悩みです。たとえば、他店で 安い(それでも10万円はしますが)補聴器を買ったら 騒がしい職場では使い物にならなかったとご相談を受けることがあります。 デキル男や女になろうとすると、 やはりいろいろな機能のついている高額な補聴器を購入したほうが良かった思うけれど、一番高い補聴器は両耳分で20万円くらいから 50万円、60万円であったり メーカーによっては100万円を超える種類のものまであります。すでに高いポジションに就いている人ならばポンと出せる人もいるでしょうが、 伸び盛りの若手や家庭を持っておられる場合だと、痛い出費だけれど、 これで昇進や給料が良くなるのならば、 という方もおられる状況です。買い替えでお考えの方がおられましたら補聴器出張訪問専門のひとっ飛びへお気軽にご相談ください。